2006年度の建設会社土木売上高ランキング、大成建設が首位守る 日経コンストラクションは,経営事項審査の土木一式の点数が1000点以上の会社を中心に,2006年度(2006年4月から2007年3月までを期末とする決算期)の決算を調査した。 土木売上高は大成建設が首位を守った。大手建設会社の土木事業は年々,海外工事の比重が高まっている。国内の土木工事の発注量が減り続けるなか,海外で超大型工事を受注したかどうかが順位を左右するようになってきた。 土木の完成工事総利益率が前期より低下した会社が全体の59%を占め,受注競争が激化している様子がうかがえる。 土木の完成工事利益率は2007年度以降も下がり続けるとみられる。低入札が頻発した2006年度に受注した工事が売上高に計上されるのは,大部分は2007年度以降になるからだ。 各社は営業利益を確保するために,経費の削減に取り組んでいる。実際,