モリス・ワイツ「美学における理論の役割」(Morris Weitz, "The Role of Theory in Aesthetics," 1956)を全訳したので売ります。 以下から閲覧・ダウンロードできます(PDFで360円です)。 ウィトゲンシュタインの家族的類似の考えを「芸術」概念に適用して、芸術の定義不可能性を主張した古典的論文です。分析美学の芸術定義論は、この論文から始まるといっても過言ではありません。たとえば、ジョージ・ディッキーによる有名な芸術の制度説は、アーサー・ダントーの「アートワールド」概念などにヒントを得ながら、ワイツの定義不可能性の議論に応答する試みです。 ダントーとディッキーの論文の邦訳は、西村清和編『分析美学基本論文集』(勁草書房)に収録されているので、あわせて読むといいかもしれません。またロバート・ステッカー『分析美学入門』では、第5章が芸術の定義論の話に
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