法曹を志す人の気持ちは、もちろんさまざまです。動機も、経済的なことも含めて、置かれた環境も違う個々人が、それぞれの事情をにらんで、人生の決断をすること自体は、たとえ制度が変わろうが同じこと。だから、ある1人の「選択」を取り上げて、ことさらそこから、今、起きていることを云々するのは、ナンセンスという方もいるかとは思います。 ただ、そういう方にも、ここはひとつ虚心坦懐に見て頂きたいブログのエントリーがあります。「大学生の徒然日記」という、公法に興味があるという都内の大学法学部4年生が書いているブログです。記事のタイトルは「法科大学院進学を諦める」。 「弁護士になるのが夢でしたが、よくよく考えた結果、司法試験を諦めることにした。今後は公務員を目指す。公務員試験でも法律の勉強は必要なので今までの勉強は無駄ではなく、法律の勉強を通して法的思考を養えたのは大きな財産だ。公務員は身分が安定してるし、公共