本書は,組み込み用RISC型マイクロプロセッサとして広く普及しているARMプロセッサの解説書です.ARMプロセッサの開発当初(約15年前)から関わっていた著者(マンチェスタ大学)が,RISCプロセッサの歴史も振り返りながら,ARMアーキテクチャを詳細にわかりやすく解説していきます.RISCプロセッサの教科書としてもお読みいただけます. ARMエミュレータ,アセンブラ,C++コンパイラ,デバッガ(各評価版)を付属CD-ROMに収録しています. 目次 第1章 プロセッサ設計とは 1.1 プロセッサ・アーキテクチャと構成 1.2 ハードウェアの抽象化 1.3 MU0 ―― 単純プロセッサ 1.4 命令セット設計 1.5 プロセッサ設計におけるトレードオフ 1.6 縮小命令セット・コンピュータ(RISC) 1.7 低消費電力を目指した設計 1.8 例題と演習 第2章 ARMアーキテクチャ 2.1