高校の国語教育から文学が減っていくことに、文芸誌の「すばる」と「文学界」が相次いで特集を組み、懸念を示している。 2022年度から実施される新しい学習指導要領は、実用的な文章を重視する方向性を打ち出した。 議論の的になっているのが、「文学」と切り離して新設される選択科目の「論理国語」だ。現代の社会生活で必要とされる論理的な文章や、実用的な文章を使う。 グローバル化、情報化する実社会で活躍できる能力の育成が狙いだ。 扱うのは、報道や広報の文章、会議や裁判の記録、電子メールといったものだという。これまでの国語の概念を大きく覆す。 今回の指導要領改定は、21年から始まる新しい大学入学共通テストと連動している。17年と18年のプレテストには、生徒会部活動規約などを読ませる問題が出された。 選択科目には文学作品を扱う「文学国語」もあるが、大学受験を考慮して、ほとんどの学校で「論理国語」が選択されると
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