米国Googleの関係者は6月29日、ブラウザ・アプリケーション開発用の「Google Web Toolkit(GWT)」をサードパーティからなる運用委員会に託したことを明らかにした。同社はまた、コンパイラ最適化機能を実装したGWT 2.5のRC(リリース候補)版も発表している。 開発ロードマップの管理を行うGWT運用委員会の発足により、GoogleはGWTを統制する役目から離れ、同ツールキットに対する立場はほかの企業と同等になる。GWTの技術系リーダーであるレイ・クロムウェル(Ray Cromwell)氏は、「Googleはもはや“独裁者”ではない」と述べた。当面はクロムウェル氏が委員会の長を務める。同委員会には、Vaadin、Sencha、Red Hatといった企業の代表者や、トーマス・ブロイヤー(Thomas Broyer)氏、クリスチャン・グドロー(Christian Goudre