前回のエントリーで「m9」の死を伝えましたが、「論座」(朝日新聞出版)もいま売っている2008年10月号で「休刊」となりました。最終号は買っておこうと思い、昨日、リブロ浅草店で同誌を購入しました。 「もったいないなぁ……」。まず、そう思いました。他誌のように「知名度」があり、「安定」した文章を書ける、「高齢」の筆者ばかりに書かせるのではなく、「U-40」企画に代表されるような、若手の書き手を見つけ、彼らに執筆の場を提供しつづけた功績は大きいと思います。 読売グループのボスであるナベツネや小林よしのりさんを誌面で登場させるなど、向こう見ずで突飛な企画も多く、「大朝日」の雑誌にしては、党派性やプライドなどよりも「おもしろさ」を追求する姿勢が垣間見られました。立ち読みをすると、表紙を見なくても「論座らしさ」のようなものが伝わってきたものです。 宮崎哲弥さんと川端幹人さんの「中吊り倶楽部」で、川端