著作権保護期間を満了した文章のデータベース化する『プロジェクト・グーテンベルク』(Project Gutenberg)。米国のマイケル・ハート氏がイリノイ大学在学中の1971年に、学内の大型コンピュータを活用する手段として思い付き、手始めに米国の独立宣言全文を入力したのが始まりとされています。1990年代以降にはインターネットの普及にともない『Gutenberg』の名を冠した多数の姉妹プロジェクトや、日本の『青空文庫』(http://wwww.aozora.gr.jp/ [リンク])に代表される『プロジェクト・グーテンベルク』の影響を受けた様々なプロジェクトが各国に立ち上がりました。 しかし、『プロジェクト・グーテンベルク』の活動は1998年の米国や2004年のオーストラリアなど各国で繰り返される著作権保護期間の延長に足を引っ張られ、停滞を余儀なくされているケースも多いことで知られています