インプレスR&Dは8月2日、『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施報告書』を発売した。価格は、書籍版が1万2500円、電子版が1万円。 同書は、電子出版制作・流通協議会が実施した電子書籍に関する検討状況のアンケート調査結果をまとめたもの。対象は全国360カ所の公立図書館で、実施期間は4月3日から5月31日。有効回答数は225件となっている。 アンケート結果によれば、すでに電子書籍サービスを実施している図書館が17館(8%)、具体的に実施する予定がある館が7館(3%)と少なめながら、すでに実施を検討している図書館は79件(35%)に上る。特に、政令市および区立図書館においてこの傾向が強く現れているが、市町村立図書館では議員・住民からの問い合わせがないため半数以上が「未検討」だ。 電子書籍に期待する機能では、文字拡大機能(76%)、音声読み上げ機能(73%)、文字と地の色
![全国公立図書館における電子書籍検討の現況は?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1410aede9087d2b5388eae10bdce9cf3a4a1e800/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Febook%2Farticles%2F1308%2F05%2Fl_asa_impressrd_01.jpg)