「読書」についての全国世論調査で、1ヵ月に本を1冊も読まなかった人が2年ぶりに5割を超えるなど「本離れ」が進んでいるといわれる昨今。図書館の利用者も年々減少傾向のなか、伊勢原市立図書館(石割雷太郎館長)の利用者数が回復傾向にあるようだ。 平成元年度からの年度別図書館利用統計によると、5年度の貸出者数232,833人、貸出冊数789,379冊をピークに17年度の134,277人、494,804冊まで、ほぼ毎年減少傾向にあった。18年度は貸出者数137,754人で前年比3,477人増、貸出冊数498,706冊で同3,902冊増と微増した。 今年度(4月から10月末)の貸出者数は83,197人で前年比1,963人増、貸出冊数は307,950冊で同14,006冊増。特に貸出冊数が月平均で約2,000冊増と目立っているものの「一時的なのかもう少し状況を見極める必要がある」としている。 市立図書