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ブックマーク / papero.hatenadiary.org (3)

  • 丸田祥三氏『棄景』剽窃被害について思う・2 - 「映画の友よ」ナビ

    写真家・丸田洋三氏が同業者の小林伸一郎氏から「盗用」されたと訴えた事件は、写真集の中の個別な写真に関してでしたが、問題はそこにだけあるのだろうかということを、以下書いていきたいと思います。 ちなみにこれは訴訟案件それ自体ではなく、僕自身の批評行為でありますが、訴訟案件の背景に存在する間接事案にはなり得るかもしれません。 写真家・小林伸一郎氏が、同業者である丸田洋三氏の写真集『棄景』から「盗用」したと訴えられた『廃墟遊戯』の前に出した写真集は二冊。 タイトルは『Tokyo Bay Side』(91年)、『AMERICAN TWINS』(92年)。いずれも横文字のタイトルです。 丸田氏の『棄景』が出たのは93年。その後、小林氏は『AMERICAN TWINS』から5年のブランクを置いて98年に『廃墟遊戯』を刊行します。 『廃墟遊戯』以後の小林氏の写真集タイトルは『人形 HITOGATA』『廃墟

    丸田祥三氏『棄景』剽窃被害について思う・2 - 「映画の友よ」ナビ
  • 丸田祥三氏『棄景』剽窃被害について思う・1 - 「映画の友よ」ナビ

    いま、高校時代からの友人の写真家で、僕とは『日風景論』という共著もある丸田祥三氏が訴訟を起こしています。 丸田氏の 『棄景』(1993年・ 日写真協会新人賞受賞作)の中の写真から、同業者の小林伸一郎氏 が『廃墟遊戯』(1998年)で同じ場所を用い、また酷似したものを載せています。 丸田氏はこれに対して訴えを起こしました。 以下にその対照写真があります。 http://haikyo.kesagiri.net/ 盗作問題では、過去村上隆さんが企業のマークに自分の作品のデザイン盗用があったとして訴え、企業側がお金を支払ったことがあります。しかしこれは、村上氏がもともとアニメや漫画などオタク文化から多数「引用」してきたことから考えると釈然としないという批判がありました。 小林氏の丸田氏からの「盗用」疑惑は、それとは大きく異なります。廃墟写真の対象とされる建造物や乗り物で著作権が問われることは普

    丸田祥三氏『棄景』剽窃被害について思う・1 - 「映画の友よ」ナビ
  • 『審理』公開停止への疑問 - 切通理作 中央線通信

    私は批評家、ノンフィクションライターをしております。 最高裁は酒井法子主演、故・原田昌樹監督の裁判員制度広報用映画『審理』の配信及び公共施設での貸し出し、および上映活動の中止を決定したというニュースを知りました。 私はただいま、ライターとして原田監督の遺された言葉を集め、関係者の証言をいただいたを作っております。 その過程で、原田監督の遺作である『審理』は癌で余命を宣告されていた中で、命を刻むようにして作っていった作品であることを知りました。毎日撮影が終わると、監督は自宅で倒れていたといいます。それでも、撮影現場の誰一人重い病気だと気づかなかったぐらい、気力を限界まで振り絞って作られたのです。 出来上がりは壮絶さのかけらも見せず、裁判を描いて、ここまで心がやわらかくなる映画が他にあっただろうかというようなテイストで、酒井法子演じるごく普通の主婦の視点で、裁判員制度に臨む人たちに、人が人を

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