左と右を考える
世の中を見渡してみますと、左利きの人よりは右利きの人の方が圧倒的に多いですよね。もちろん私も右利きです。それではなぜ右利きの人が多いのでしょうか。私はこれ「右利きになるように訓練されるから」つまり「幼児期に親がそう教えるから」なのかなと考えていました。「箸はこっち、お茶わんはこっち」「えんぴつはこっちの手で持つの！」という具合ですね。訓練によっては左利きや両利き（私の父親がそうです）となるのかな、と。でもこれ、ちょっと考えるといろいろと反証できてしまうんですね。まず、この説を採用すると「左利きの文化」が存在してもよさそうなものですが、それらしいものがありません。さらに文明が発達する前、まだ道具が高度に発達してしていなかった時代を考えてみます。石器や武器の類いなどどちらの手で持ってもよさそうなものですが、社会科の資料などで見る当時の生活を描いたイラストでは大概右手にそれらを持っているんですよ
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