私が定期購読している中学受験親ブログで、おおたとしまささんの『勇者たちの中学受験』が話題になっていたので読んでみました。 同時期に東京で中学受験をした3人の子どもの親に対して、おおたとしまささんがインタビューした内容を小説仕立てにしたものです。どのエピソードも1月から始まり、東京の中学受験が終わる2月までのもの。塾名、学校名はすべて実名です。 3人の子どもは、1章の子がSAPIX、2章が早稲田アカデミー(以下、早稲アカ)、3章が個人塾(うのき教育学院)に通っていました。親も塾も過度なプレッシャーをかけていない、個人塾の子どもの受験がもっともポジティブに描かれています。 個人目線の小説形式ですから決して情報量は多くはありません。ただ、親のメンタリティがかなり赤裸々なのと、受験日中心にどう併願受験するかの選択が生々しいので、中学受験の闇がどうして起きるのかを知りたい人にはお勧めです。我が家では