羨ましい。 彼はあの極楽クッションの王様、yogiboを買ったのだ。あれをこれから自分の家に持って帰り、すぐさま袋から取り出し、そこに身体を埋めるのだろう。 「おおぅ」と一人、思わず声を漏らすに違いない。 勝手に若い男子の一人暮らしと決めている。 同居人がいるかもしれない。誰かを喜ばそうとしてのプレゼントだろうか。 病人が少しでも楽に過ごせるようにとの優しさかもしれない。 恋人と別れたばかりの妹に「ほれ」と買ってやった粋な兄貴っていうのもいいなあ。 いそいそいそいそ。 振りまく空気がいそいそいそいそ。間違いなくご機嫌だった。 喜びを振りまいて歩いていた。 だから思わず振り返って彼の残したその余韻をいただいたのだった。

ある日、私が勤めている会社から 長女宛に荷物が届きました。 えぇ。長女宛です。 伝票に記載の内容を見て、保育園帰宅後に、長女と一緒に開封することにしました。 「長女ちゃん、お母さんが勤めてる会社から、長女ちゃんにプレゼントが届いたよ」 というと、とても嬉しそう。 ドキドキしながら開封しました。 中は、、、 小学校入学時に必要な文房具でした！ ご丁寧に、鉛筆や色鉛筆には一本一本に名前が入っています。 私の正直な感想は うわぁぁぁぁ！めちゃくちゃありがたいっっ！ でした。 わたし宛と、長女宛の2通の手紙が入っていて、 長女宛の手紙は、ひらがなで長女が読めるように書かれてありました。 わたし宛の手紙を読んだところ、 どうやら、私が勤めている会社では、社長の意向から サプライズで毎年、小学校入学を控えている子どもを持つ社員に対して、その子どもに文房具をプレゼントしているとのこと。 私が所属している