モーニング×コミックナタリー PowerPush - 江口夏実「鬼灯の冷徹」 話題の地獄コメディはこうして生まれた 江口夏実が語る5つのエレメント 江口夏実「鬼灯の冷徹」の7巻が発売された。巻を重ねるごとに支持者を増やし続けている同作は、今年「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」で1位を獲得。江口にとって初の連載作品でありながら、2011年のスタート以降、瞬く間にベストセラー作品の仲間入りを果たした。 そんな彗星のごとく現れた「鬼灯の冷徹」の魅力は一体何か。作者のこだわりを掘り下げようと、コミックナタリーは江口の仕事場を訪ねインタビューを敢行した。半生を振り返ってもらうことで見えてきた、同作を構成する5つの要素とは。 取材・文/吉田大助 撮影/井上潤哉 要素その1 妖怪 1巻のあとがきや各紙インタビューなどで、度々「妖怪」や「水木しげる」好きを公言している江口。作中には白澤や朧車、