創業昭和23年、村祐酒造は生産石数200石という非常に小さな規模で、県産米使用による冬期醸造によって「花越路」という銘柄を中心にお酒を仕込まれてきた蔵元です。平成14年に誕生した「村祐」という限定銘柄は、村祐酒造専務「村山健輔氏」が新たに立ち上げた新ブランドで、全生産量のうち40石弱しか造られていないお酒ですが、その香味には新潟の新しい人気銘柄としての大きな可能性を秘めている注目のお酒です。 村山専務は、東京農大卒業後、他の酒造メーカーで一年間酒造りの修行を経て、実家の村祐酒造に入社されました。しかし、ちょうど大学を卒業する頃に、杜氏さんが病気で引退されて、蔵を2年間休業されていたそうです。 この間、杜氏のいない蔵で随分と苦労を重ねながら、今日の自分流の酒造りをより進歩させ、22歳で初めて仕込んだお酒が全国の鑑評会で金賞を受賞し、その後も入賞を続けます。しかし、平成14年から品評会への出品