法務省は19日朝、2人の死刑を執行した。執行は今年7月以来5カ月ぶりで、上川陽子法相の下では8月の再任後は初めて。前回法相時は1人に執行している。自民党が政権に復帰した2012年12月以来では12度目、執行は計21人になった。同省によると、12月15日時点で未執行のまま収容されていた確定死刑囚は124人だった。 上川氏は2度目の法相に就任した今年8月の記者会見で、死刑執行について「裁判所の判断をしっかりと尊重し、法の定めに従って、慎重かつ厳正に対処したい。(執行に)のぞむにあたっては、鏡を磨いて磨いて磨いていく、そういう心構えで厳正に対応したい」と述べた。 初めて法相に就任した14年10月の記者会見では「歴代大臣が現行法を尊重してきたことを引き継いでいく」と、執行に肯定的な姿勢を示した。約8カ月後の15年6月には、インターネットの「闇サイト」で知り合った男らが名古屋市の会社員女性を殺害した
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