北朝鮮国営の対外向けラジオは、日本に対する論評で「ありもしない拉致問題をわめきちらしている」と主張し、北朝鮮との対話は拉致問題の解決に資するものでなければならないという立場を示す日本政府をけん制する狙いがあるとみられます。 このなかで、日本が植民地支配に対する清算を終えていないとしたうえで「誰それのありもしない拉致問題をわめきたて、自分らを拉致被害国に化けさせようとしている」と主張しました。そのうえで「日本は自分らの過去を至急、清算すべきだ」として、日本に過去の清算を重ねて求めました。 ピョンヤン放送は今月15日、トランプ大統領が拉致問題を取り上げて以降、初めて拉致問題に触れ「すでに解決された」とする従来の主張を伝える論評を放送していました。 北朝鮮としては、拉致問題に関する主張を改めて強調することで、直接対話は拉致問題の解決に資するものでなければならないという立場を示す日本政府を、けん制
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