ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、長崎に続いて広島でスピーチを行い、「戦争のために原子力を使うことは犯罪以外の何ものでもない」と述べて核兵器の使用は倫理に反すると強調しました。そのうえで「ここで起きた出来事を忘れてはいけない」と述べ、過去の記憶を受け継いでいくことが平和を築くために欠かせないと訴えました。 フランシスコ教皇は、広島の平和公園でスピーチを行い、冒頭、「ここで大勢の人が、その夢と希望が、一瞬のせん光と炎によって跡形もなく消され、影と沈黙だけが残りました。一瞬のうちに、すべてが破壊と死というブラックホールに飲み込まれたのです。そしてその瞬間は、この国の歴史だけでなく、人類史に永遠に刻まれました」と述べて、この記憶を決して失ってはならないと強調しました。 そして、心と体に大きな傷を負い、死の恐怖と向き合いながら生きてきた人たちへの深い敬意を表しました。 フランシスコ教皇は
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