空気圧機器のポートは、日本国内ではテーパねじ(Rc)が主流です。 海外では、ISO規格やSAE規格のMねじ(メートルねじ)・Gねじ・UNFねじなどの平行ねじが主流で、日常的に使用されています。 テーパねじはシールテープなどをねじに巻き、おねじとめねじのすきまを埋めるシール方法ですが、平行ねじは締結ねじとシール(弾性体シール、Oリング等)を分離しているため、次にあげる利点があります。 1)平行ねじは、締付けにより金属部座面が接するため、トルクレンチ等を使用し、常に均一で、安定した締付け状態が実現できる。 2)シールが弾性体シールやOリングのため、漏れを完全に防止できる。 3)テーパねじの場合は締付トルクの目安はあるものの、作業者の感覚的なもので最終締付完了ポイントの判断することが多く、ばらつきやすく、配管の振動等によるにじみ漏れが発生する場合がある。 4)シールテープなどが油圧機器の中に混入