ブックマーク / reki.hatenablog.com (6)

  • 話を盛りすぎて削除された聖書のエピソード - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    これはいくらなんでも盛りすぎだろ、的な聖書エピソード 聖書はイエスや使徒たちのミラクル・エピソードが目白押しです。 死んだ人間を生き返らせたり、たった2匹の魚で大勢の人間の腹を満たしたり、十字架の上で死んだのに3日後に生き返ったり。 我々からすると充分「盛り盛り」なのですが、実は現在の聖書の編にはない「除外されてしまったエピソード」がいくつかあります。 歴代の聖書の編集者たちにより「いや、いくらなんでも盛りすぎじゃね?」という感じで編から省かれて外伝扱いにされてしまったようです。 1. ヨハネ、南京虫に言うことを聞かせる このエピソードは、3世紀頃に小アジアからシリア辺りで書かれた「ヨハネ行伝」という書物にあります。 イエスの死後、12使徒の1人ヨハネの宣教の旅を著したものですが、魔術師奇術師の類いかってくらいヨハネがミラクルを連発する「キャー、ヨハネ様すごい!」です。 南京虫のエピ

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  • 歴ログのシリア旅行記 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    10年前は平和で活気があったシリアの街並み 約10年前の2006年9月上旬、当時大学生だったぼくはシリアを旅行しました。 現在は様々な政治勢力により国土を分断され、祖国を捨てる人が相次ぎ、悲劇と憎悪の連鎖が続く呪われた地になってしまいましたが、 10年前はたとえ独裁とはいえ、秩序が保たれ街は平和で、生活は苦しかったかもしれませんが、人々は精一杯生活を楽しんでいるようにも見えました。 ぼくはこれまで40カ国以上の国を旅行してきましたがシリアは特に印象に残っており、街の活気、人のざわめきや笑い声が、今でも脳裏に思い浮かびます。ぼくの貴重な青春の一ページはシリアにあります。 今回は、当時旅の道中に書いていた日記をそのままブログに書き写します。間違っている表現やつまらないものもそのまま、10年前の一大学生の体験したことをお伝えしたいと思います。 1. 旅の概要 お金はないが時間はたっぷりある大学生

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  • WWEのヒールレスラーに見る「アンチ・アメリカ」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    アメプロで「アンチ・アメリカ」はどう表現されたか 少しでも見たことある方はご存知でしょうが、プロレスの世界では「ベビー(正義)」と「ヒール(悪党)」のキャラ区別があります。 ずっとベビーやヒールをやっているレスラーもいますが、何かのタイミングで善悪入れ替わるのが普通で、「ベビーターン」とか「ヒールターン」とか言います。 アメリカン・プロレス(以下アメプロ)はこのキャラ区別が明確になっており、ベビーのレスラーが入場すると歓声で迎えられますが、ヒールのレスラーは大ブーイングで迎えられます。 そしてレスラー自身も、行動や言動で自分の悪党っぷりを表現します。汚いやり方で勝ったり、観客やレスラーを侮辱したり。 そんな中、たまに「ナショナリティ」を前面に押し出したり、「アンチ・アメリカ」を叫んで嫌われるヒールレスラーが登場します。 今回はアメプロのヒールレスラーの言動から、アメリカにおける 「アンチ・

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  • 【美術】仏像の姿形はどう変わっていったか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    仏様の姿形はどのように変わっていったか 仏像に興味あるという人は多いと思います。 ただ、教養がないと理解できなさそうで何か難しそう、と思ってる人も多いと思います。 確かに、何何神とか神様がいっぱいいたり、全ての物に由来や意味があったり、よく覚えられない。 仏教はヒンドゥー教の台頭やイスラム教の侵入により、13世紀ごろにはほぼインドから姿を消してしまったのですが、今回はそれまでのインドの歴史と仏像の変化について、追っていきたいと思います。 1. 仏像が生まれる前 実は釈尊(ガウタマ・シッダルータ)が亡くなってから500年以上、仏像というものは存在しませんでした。 仏像が作られ始めるのは1世紀後半からで、その頃には釈尊が半ば神格化された存在になっていき、同時に盛んに仏像が作られるようになっていきました。 では、仏像が作られる前は釈尊をどのように表現していたか。 まずは、「三宝」と言われる仏教で

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  • 【事件】無人島で男女が集団サバイバル生活をした結果 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    無人島に流れついた男女… あなたの乗っていた航空機が無人島に墜落。乗客の半分は死亡しますが、あなたは偶然助かったとします。 どういうわけか救助は来なく、しばらくの間生き残った人同士で無人島で生活しなくてはいけない。 さあ、どうする。 日々の暮らしに必要な道具が一式ないのはもちろん、社会統制のためのルールや法律もない。 もちろん、生き残った人たちと協力して生きていかねばならないけど、 ここには集団を縛る行動規範がないから、料や縄張り、異性を巡った争いが起きてしまう。 人類が未踏の地にたどり着くたびに、このような困難は繰り返されてきたはずです。 今回は、実際に無人島に複数男女がたどり着き、その後どのようになったのかを2例紹介します。 英領ピトケアン島 ピトケアン島は、南東太平洋にある絶海の孤島。 現在もイギリスの委任統治領で、人口わずか50人。 最寄りの有人島まで400キロ、政庁があるニュー

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  • 日本よ、これが無能だ!世界のダメな王様たち 7選 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    聡明な君主がいれば、その逆も・・ このブログでは、偉人・賢人・傑人を多く紹介してきました。 ところが実際に歴史の教科書を開いてみると、有能な人物よりダメな人物のほうが多かったような気がします。 そしてそんなダメな人物が王様になってしまって、国中を混乱させるケースも多くありました。 今回はそんなダメな王様の中でも、とびっきりダメな人たちを集めてみました。 母さん、日は平和です。 1. ジョン失地王(1167-1126)イギリス とにかく人望がなかった 無能な王様の代表格と言えばこの人。 当時イングランドは現在のフランスに領土を持っていました。 ところが、強力なカリスマ性を持っていたフランス王フィリップ2世は、これを奪還することを宣言。 イングランド臣下のフランス諸侯の多くは、何か頼りないジョンよりも有能なフィリップ2世を選びます。 結果、援軍を欠いたジョンは戦いにことごとく敗退。イングラン

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