Published 2023/05/10 12:00 (JST) Updated 2023/05/11 13:14 (JST) 長崎県西彼長与町高田郷の県立長崎北陽台高生物部3年の大森春音さん(17)が今月、「高校生のための世界最大の科学コンテスト」といわれる国際大会に挑む。干潟に生息する貝の一種「フトヘナタリ」の大きさが生息環境に左右されることを明らかにし、国内大会で評価され、日本代表の一員に選ばれた。 研究のタイトルは「フトヘナタリの『表現型可塑性』に関する研究」。同じ生物部3年の浦川大輝さん(18)と共同研究し、昨年の第66回日本学生科学賞で環境大臣賞を獲得。今月14~19日に米国テキサス州ダラスで開催される国際学生科学技術フェア(ISEF)の出場権を得た。 研究のきっかけは、長崎市の多以良川に生息するフトヘナタリが、長与町の個体に比べ小さかったこと。DNA解析の結果、両者は同種だっ