2024年7月6日のブックマーク (2件)

  • 〈5〉「アニメにもこれだけのものができるんだ」|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま

    富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて論の一部を連載します。 今回はシリーズ「出発点としての『鉄腕アトム』」第2回。初演出作で何を描き、そこにはどんな試行錯誤があったのか。演出家・富野氏の原点を探ります。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 前回「〈4〉演出・脚デビュー作で描いたもの」はこちら 原作エピソード「青騎士の巻」 富野によるオリジナル脚の4作を並べてみると、原作のエピソードをアニメ化した第179話「青騎士の巻 前編」、第180話「青騎士の巻 後編」を富野が手掛けたことが非常に自然な流れとして見えてくる。というのも、オリジナルの4作と「青騎士」は深いところでの共通点が感じられるからだ。富野は「青騎士の巻 前編」で脚・演出、「青騎士の巻 後編」で演出を担当している(後編の

    〈5〉「アニメにもこれだけのものができるんだ」|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま
  • 〈4〉演出・脚本デビュー作で描いたもの|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま

    富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「出発点としての『鉄腕アトム』」。初演出作で何を描き、そこにはどんな試行錯誤があったのか。演出家としての原点を探る。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 富野由悠季は、どのようにして演出家としてのスタイルを確立したのか。 例えば自伝『だから僕は…』に収録された高校時代の短編小説」や、大学時代に執筆した脚「小石」を読んでもそこに「富野らしさ」を見つけることは可能だろう。あるいははもっと遡って、中学校時代に描かれた架空のイラストの中に、架空の小田原飛行場を描いた俯瞰図があることを取り上げ、飛行機単体だけでなく運用のための仕組みにまで想像力が及んでいることと、『機動戦士ガンダム』におけるリアルなメカ描写を

    〈4〉演出・脚本デビュー作で描いたもの|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま