物性理論の研究で知られる渡辺悠樹氏が、このほど東京大学准教授の職を辞し香港科技大学物理学科教授に就任した。「量子物性理論の中堅世代では世界でも10本指に入る」(オハイオ州立大学教授の押川正毅氏)と言われる渡辺氏が、今後の活躍の場を香港と定めた経緯からは、科学研究をめぐる状況が激変するなかで人材獲得に突き進む香港と、思うように動けない日本の状況が垣間見える。移籍直前の2月、渡辺氏に話を聞いた。
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