慶應義塾大学の小林宏充教授らの研究グループは、同大学の主に1年生を対象として科学用語等に関するアンケート調査を実施し、主に10年前の調査結果と比較した。その結果、科学知識を獲得する媒体は新聞からインターネットへ大転換し、大学1年生女子の物理コンプレックスが大幅に減少したことが明らかになった。 その結果、科学知識を得る媒体は、新聞からSNSやYouTubeなどの動画を含むインターネットへ大転換。新聞など紙ベースの活字体離れには歯止めが効いていない。テレビは微減を続け、傾向を知るには今後も調査が必要という。 一方、科学コンプレックスを感じる時期は、10年前と変わらず学校が変わる時期だった。小中高と教科書のレベルが上がるときにギャップを感じると思われる。文系では、受験科目に数学を選択して入学した経済学部・商学部の学生は、物理にコンプレックスを感じない割合が高いのも昔と同様。理工学部では、前回と変