学生の頃、オープンソースのプログラムを作って公開したところ、予想外に人気が出て、いろいろと面白い経験をした。その中のエピソードをひとつ。 あるとき、何かの用事で東京にやってきたとき、開発者の集まりがあった。そこで知り合った一人は、だいぶ年上だけどハイテンションで独特な雰囲気を漂わしていて、東京を案内してくれたりと、あれこれと親切にしてくれた。お礼を言おうとすると、仕事で使わせてもらっているから、と言って、まったく耳を貸してくれない。 一方で、私がするたわいもない話には、しっかりと耳を傾けてくれるので、氏の職場にお邪魔をして、いろいろな話をした。確か、私はこんなようなことを言った。 このプログラムはたいしたことは何もやってないし、もっとすごいプログラマはいくらでもいて、そういう人たちからパッチがきたりすると、どうも引け目を感じてしまうんですよね。 すると、氏はこんな話をしてくれた。 その昔、