「長時間労働」「パワハラ」「残業代なし」「自社製品の購入の強制」「退職させない」…などがブラック企業の典型だろう。しかし、多くの人が「文句を言うとクビになる」「辞めたら次の仕事がない」などの理由で泣き寝入りしている。ブラック企業に対抗する手段はないのか。 社用パソコンのログイン・ログアウト、メール記録プリントアウト 旅行会社に正社員で務める飯島恵子さん(仮名)は入社して5年、添乗中で社長のメールに速攻で返事を打つ事が出来ないことがあった。以後、社長から怒鳴られ続け、月100時間以上にもなる残業代の請求をすると「ウチは年俸制なので日曜祭日もなければ残業代もない」と社長に突っぱねられた。 困り果てた飯島さんが見つけたのはインターネットのホームページ、社会保険労務士などが作るNPO法人「労働者を守る会」だった。そこで残業代を取り戻すためのアドバイスを受けた。まず、残業実態の証拠集めだ (1)会社
パワーハラスメント(パワハラ)が収まる気配がない。職場でのいじめ・嫌がらせの相談件数は年々増加し、今では5万件を超える。 大声でなじられる、大勢の前で罵倒される、自分だけ無視――。精神面での苦痛に耐えられないとの悲鳴が絶えない。厚生労働省はパワハラ対策のハンドブックを作成したが、効果はどれほど期待できるだろうか。 パワハラ経験者は4人に1人、10年前の8倍に 朝日新聞デジタル2013年10月4日の記事は、男性会社員の悲惨な経験を紹介した。販売ノルマをこなさないと「人間扱い」されないと嘆く営業マン。電話で顧客とのアポイントがとれず、マネジャーから夜中の1時まで説教され「なんでアポ入らねーんだ。死にてーのか!」と罵声を浴びせつけられる。 都道府県労働局などに設置した総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は、2002年度の6627件から2012年度は5万1670件と約8
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