ビジネスニュースの読者なら、誰もが一度は小池良次氏の記事を目にしたことがあるだろう。米国在住のITジャーナリストである小池氏の執筆分野は、通信を基点にITシステム、社会インフラまでと幅広く、業界動向はもちろん新技術の紹介やその社会的な影響まで多彩な角度から切り込んでいく。長年ネットワークコンピューティングを取材し、最新情報を発信し続けてきた小池氏は、情報過多となっているこの社会をどう見ているのか。今後、マスメディアを含めた情報発信者はどのように変化していくのか。情報の発信側としてのオピニオンを、SmartNewsの藤村厚夫が聞く。SmartNewsが注目する“スマートリーダー”インタビュー第4回。 取材・執筆活動の原点はリサーチ。極端なジャーナリズムに偏らない目線で情報発信 藤村 厚夫(藤村):小池さんは現在、米国サンフランシスコを拠点に通信・IT業界分野の取材・執筆を行っていますが、そも