でも、このくらいの順位が一番良いと思っています。横綱になってしまうと一発やられたら引退でしょう。僕は、小結、関脇を長いことやっていた嘉風のように、名力士のポジションで給料を安定させていきたい。で、年寄株が空いたときに引退して、寄席芸人として終わるみたいな。永遠に優勝せずに、上位キラーとして生きたいです。 ――「好きな芸人」部門では、サンドウィッチマンがV2を達成しました。 サンドウィッチマン ©共同通信社 やはりすごいですね。彼らはネタが面白いだけでなく、それを超えて圧倒的な人気がある。それは、芸人としての「強さ」と「弱さ」を兼ね備えているからではないでしょうか。 「強さ」でいえば、東日本大震災で被災した地元・宮城の復興に向けてリーダーシップを取ってくれているイメージ。さらに漫才の中の話でいえば、伊達(みきお)さんの言葉の圧力、ツッコミの鋭さにはパワーを感じます。そういうところは男臭いし、