石井啓一・国土交通相は21日の閣議後会見で、日本橋(東京都中央区)の上を走る首都高速道路の地下移設に向けて取り組むと語った。重要文化財である日本橋周辺の景観改善を図る。数千億円とされる費用負担などは今後、東京都などと協議する。着工は2020年の東京五輪・パラリンピック後になる見通し。 石井国交相は費用負担のあり方について「計画の具体化とあわせて整理していくことになる」とし、「東京都を中心とする関係者間で調整する」と話した。 日本橋上の首都高は、1964年の東京五輪開催にむけて建設された。だが景観が問題となり、06年に小泉純一郎首相(当時)の諮問機関「日本橋川に空を取り戻す会(日本橋みち会議)」が地下化の提言書を首相に提出。また、国交省の「首都高速の再生に関する有識者会議」が12年、「撤去し、地下化などを含めた再生を目指し、その具体化に向けた検討を進めるべき」だとの提言をまとめていた。 地元
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