12月、三陸海岸へ。と、岩手県の沿岸南部は気仙地方といわれる地域ですが、南隣りの気仙沼市は、何故か宮城県に属してしまっているという、なんともややっこしい地域なのです。 で、江戸時代は共に仙台藩で、昔から交流が深く、今でも仲が良いことは言うまでもありません。‥ほんと県境の地というものは、分割されたり端っこが故に不遇にあったり、損をすることが多い地域なんですよね~。 その気仙地方の一つ、陸前高田市が発祥とされる気仙大工は、全国的にも名の知れた大工集団だったそうです。その大工さん達は、気仙地方(大船渡&陸前高田&住田)、気仙沼、その周辺地域で大変に活躍されたようで、この伝承館にある家屋と同じ造りの建物が、昔は多く見られました。 実際、今日この伝承館を拝見してみると、小さい頃の記憶に残る私の親戚の家にそっくりなのです。囲炉裏や炊事場、土間の構造などが同じで、涙が出るほど懐かしく思いましてね~。 そ