野々村健一 IDEO Tokyo IDEO Tokyoのリードビジネスデザイナーとして様々な企業/団体とのプロジェクトを手掛ける。米ハーバード・ビジネス・スクールへ私費留学しMBA取得の後、IDEO Tokyo立ち上げに従事。 この著者の記事を見る
野々村健一 IDEO Tokyo IDEO Tokyoのリードビジネスデザイナーとして様々な企業/団体とのプロジェクトを手掛ける。米ハーバード・ビジネス・スクールへ私費留学しMBA取得の後、IDEO Tokyo立ち上げに従事。 この著者の記事を見る
「デザイン・シンキング」とは、文字通り、優秀なデザイナーやクリエーターの思考を学ぶことで、固定概念や業界常識にとらわれない自由な創造力・発想力を生み出すための手法です。 実はこの「デザイン・シンキング」事体は新しいキーワードではありません。アメリカのコンサルティング会社IDEOの動きとして、10年前から日本でも提唱されていました。それが2013年に各社成功事例が出始め、2014年は「デザイン・シンキング元年」といえそうな勢いになっています。 一般企業だけでなく、ボストン・コンサルティング・グループやアクセンチュアといった大手コンサルタントもデザイン・シンキングの手法に強い関心を寄せています。 現在の日本のような成熟市場では、既存の延長上にある発想では大きなヒットを生み出すことは難しいのが現状です。新しい問題を発見し、ゼロベースから発想することが求められるこの時代に「デザイン・シンキング」の
米西海岸・シリコンバレーに本拠を構えるIDEO(アイディオ)という会社をご存知だろうか。米アップルの「マッキントッシュ」に付属する初代のマウスをデザインしたことで知られ、1990年代に一世を風靡したPDA(携帯情報端末)の「Palm」、楽天が買収したカナダのKoboが開発した「Kobo Touch」の筐体デザインなど、数々の特徴ある製品を世に送り出してきた。日本にもオフィスを構え、「無印良品」のデザインなどを手掛けたことで有名なデザイナーの深澤直人氏が代表を務めていたこともある。 もともと産業デザインの分野で世界的に名が通っていた同社だったが、2000年以降は、ハードからソフトのデザインへとその領域を広げている。一躍注目を浴びたのが、「デザイン・シンキング(デザイン思考)」という概念。端的に言えば、新たなアイデアやイノベーションを生むプロセスに関する方法論であり、ビジネスやサービスの立ち上
先日、日本デザイン学会 情報デザイン研究部会主催の研究会「エンジニアとの協業におけるデザイナーの役割と自負」が開催されました。発端となったのは、デザイナーによってどのような価値が生み出されているのか?更には、デザイン活動をする前に、その価値を相手に理解してもらい、価値創造を主体とした取り組みを増やしていくためには何が必要か?といったオンラインコミュニティ内で展開されていた議論でした。 (主査の山崎真湖人さんより背景のご説明) デザイナーがどんな価値を生み出しているのか?が周囲に伝わっていなければ、そのプロセスには誰も振り向いては来れません。これは、デザイナーが新しい価値を創造することが前提となっているインハウスのデザイナーや研究機関に所属するデザイナーの方々にはあまり重要には思えないかもしれませんが、デザイン活動は明らかに新しい価値を創造していくことを中心とした活動であるにもかかわらず、S
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