モーションポートレート(Motion Portrait)とは、正面から撮影された1枚の顔画像を3次元CG画像に変換することで、様々な表情を持った顔のアニメーションの自動生成を実現する画像処理技術である。この処理はソフトウェアのみにより実現される。 本技術では、生成された3次元CG画像に対する、マウスやタッチペン等の入力に合わせて顔を傾けさせたり、目線や口を動かして表情を変えるなどの3次元CG画像に対するインタラクティブな操作を実現している。 また、本技術を適用できる画像は人物写真に限らず、2次元のアニメキャラクタ、動物、植物などといった幅広い対象に対し適用可能となっている。そのため、本技術を利用しゲーム内のキャラクタの表情の生成が行われた事例も幾つか見られる[1]。 本技術の根幹部分はソニー木原研究所(現・ソニー)において2005年頃に研究開発され、2007年に事業化された。 パナソニック