球界を騒然とさせた名門・PL学園高校(大阪府富田林市)野球部の来年度新規入部ストップについて、衝撃情報が浮上した。廃部の危機に直面する同部をめぐっては、学校の母体であるPL教団の幹部が野球部潰しをもくろんでおり、それは積年の恨みを晴らすためだというのだ。PL学園は事実上来春のセンバツ出場をかけた近畿大会(18日開幕)に出場するが、近畿圏の高校野球界に、水面下で新たな問題が発生していることも明らかになった。私怨と裏工作――。甲子園7回優勝を誇る名門野球部消滅危機の真相を追った。 PL学園の来年度入部停止は11日に発覚。半世紀の歴史を持つ名門が廃部になる可能性が出てきた。甲子園を制した元巨人の桑田真澄氏(46)や清原和博氏(47)、広島のエース前田健太(26)ら多くのプロ選手を輩出したチームとあって、その衝撃は高校球界を超えて広がった。 衝撃事態の背景には、不祥事が次々と発覚(別項参照)した野