「永田くん、永田くん‥‥」と 糸井重里が呼びかけてきたのは WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で 日本が見事にV2を達成した翌日のことである。 野球好きはもちろん、たまたま観ちゃった人でも 「なんか、それについてしゃべりたいぞっ!」 というふうになっているときのことである。 当然、そのときの糸井重里も 「のどからWBCが出かかっている状態」だったが、 受ける永田もまったく同じ状態である。 そして、糸井重里はこう続ける。 「もうさ、ゲストも材料もなしでいいからさ、 いま、バーッと、しゃべっちゃおうか?」 うん、うん、そういうことって、あるはず。 そんなわけで、思い立ったら、雑談。 熱情の冷めぬうちにしゃべり、 記憶が薄れぬうちに更新する、 ロマンティック突貫系コンテンツ。