知り合いの『感性の料理人』さんに示唆されて『乳がんと牛乳』をざっと斜めに読んだ。私自身「乳がん」になる恐れはないのだが、妻や娘や孫のため読んだ。すると、それは「前立腺癌」にも共通のことと分かり、大いに参考になった。 この本はイギリスの女性の地球化学研究者ジェイン・プラント(Prof.Jane Plant)さんが、乳がんにかかったのだが、持ち前の研究心で必死に自分の乳がんの原因を徹底的に探り、牛乳他の乳製品を好んで食べていたことであることを突き止める。 この本は、乳がん(前立腺癌)の原因、治療、予防の方法論を知る本であると共に科学的方法論に対する示唆も示している本である。 本文は長大なので訳された佐藤章夫さん(山梨医科大学名誉教授)の「訳者後記」からエッセンスを1ページ余を引用する。 「プラント教授は、女性が乳がんになるのは人間が本来口にすべきでない牛乳・乳製品を飲みかつ食べるからであると断