企業の規模に関係なく、日本語以外の Web サイトを所有している日本企業が増えている。その目的を大きく分けると、海外進出や外国人誘致の二つが挙げられる。 読者の皆様は外国語というと、どの言語を思い浮かべるだろうか。英語だけでなく、最近では、日本国内で中国人富裕層の存在感が大きくなったこともあり、一番に中国語が頭に浮かぶ方も多いのではないだろうか。 Web サイトの多言語化が進む今日、全インターネットユーザーの利用言語数は、英語が30.4%、中国語が16.6%と、両方を合わせると過半数近くを占めており、これら二つが最も利用率の高い言語である(*1)。 母国語での統計によれば、中国語話者の数が圧倒的に多いにも関わらず、インターネット上となると英語利用率がはるかに上回る。それは、英語を第二言語として使用する人口が多く、しかも、オンライン上の検索結果でも英語の情報量が多いことを理由に、第一言