富士山5合目から上を目指す山梨県側登山道の吉田ルートと静岡県側の須走ルートが7月1日に山開きし、富士登山シーズンが開幕する。アルピニストの野口健氏は2年前から始まった富士山の入山料徴収や登山規制について「画期的で他の山に広がるだろう」と話す。その一方で閉山期に訪日客を含め無謀な登山が後を絶たず救助側の負担も深刻として、一層の規制強化が必要と指摘する。 世界遺産も契機に 長年にわたって富士山とかかわってきた野口さんは入山料、入山規制は登山者を減らす側面があることから、導入に向けた議論の中では観光業界などから反対の声も上がっていたと指摘。それでも安全面などの理由から導入されたことを「画期的な出来事」と評価した。入山料徴収は北アルプスなどでも議論が始まっているとして「他の地域でも広がるだろう」と予測する。 深刻視するのは閉山期の無謀な山登りだ。野口さんによると、閉山期は登山道を使わなければ登山そ

