体が大きく力が強いフォワードや、小柄なスクラムハーフ、足が速いバックスなど、多様な選手が活躍するラグビー。加えて、代表チームにさまざまな国籍の選手が選ばれるのも、他の競技にはない魅力の一つだろう。2019年のワールドカップ日本大会に向けてチーム作りに取り組む、日本代表ヘッドコーチ(HC)のジェイミー・ジョセフ氏に、ラグビーとダイバーシティの関係などについて聞いた。 いろいろなタイプの選手が必要 -ラグビーは小柄な選手から大柄な選手、器用な選手からパワーのある選手まで、多様な個性をもった選手が集まっています。チームを一つにまとめるために、指導者として留意していることは。 「ラグビーは(1チーム)15人で戦う競技だが、全員足が速いわけではない。パスのスキルが求められる一方、フィジカルな選手、非常に強い選手も必要になります。いろいろなタイプの選手が一つの組織の中に必要だというのがラグビーの面白さ