前回までに紹介したDynamic DNSやTSIGなどでBIND 9の先進性の一端をうかがうことができますが、BIND 9にはさらに魅力的な機能が盛り込まれています。今回は、IPv6機能を紹介します。 IPv6の基本 IPv6について、いまさら補足する必要はないでしょう。@ITでも、以下の記事でLinuxでIPv6環境を構築する方法が紹介されています。 DNSサーバ自体をIPv6環境に移行する方法については、上記の記事を参照してください。本記事では、IPv6アドレスが引けることを前提とします。サーバがIPv4/v6どちらの環境にあるかは問題にしません。 では、いくつかのキーワードを予備知識としてまとめておきます。 IPv6アドレス 128bitのアドレス空間を使用することが可能で、2の128乗個のアドレスを生成できます。IPv4と同様、予約されているアドレスもあるため、すべてが使用できるわ
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