これまでずっと、テレビとネットをつなぐにはどうすればいいかを考えていた。できたときのRimoのように確信犯的に著作権を侵害するサービスに対し、そのやり方ではコンテンツ制作者の理解は決して得られないと繰り返しコメントしてきた。単純に金銭で解決するのではなく、テレビとネットが互いに相手の価値を理解し大きなエコシステムを回すような世界になればいいのにと思っていた。 しかし、ここ最近は、相互理解はありえない、と思っている。そもそも、テレビやセルなどのコンテンツについて興味がなくなっている。定型化した創作作法によって突き抜けた作品が作られる可能性は低い。昔よりずっと低くなっている。ウェルメイドな作品は何となく楽しめるけど、そのことを誰かと体験を共有したいとは思わない。今は、創作と表現の間のようなもの、ジャズで言うとインプロビゼーションの方が楽しい。 まず、第7回テレビとネットの近未来カンファレンスで