鹿児島県立図書館(脇田稔館長)は26日、鹿児島市で県立図書館協議会を開き、2010年度に県内80図書館(室)をつなぐ蔵書の横断検索システムを導入する計画を明らかにした。インターネットを通じて、個人のパソコンから、蔵書の所在を1回の入力で確認することができる。 来年2月1日に開始し、来年4月からはネット上の貸し出し予約も受け付ける予定。1月中に20日間程度休館して準備する。10年度当初予算案にシステム運営費5683万4000円(新システム更新費を含む)が計上された。 横断検索に参加するのは、県立図書館と県立奄美図書館のほか、県内の市町立図書館(室)67館、大学図書館11館。このうち県立と市町立図書館(室)の検索可能な蔵書数は約377万4000冊で、他館にある本の相互貸借も可能。県立図書館内にも検索用の端末を設置する。