昨今「イノベーション」という言葉を見聞きしない日はないほど、その必要性は多方面で叫ばれています。常識にとらわれずビジネスや社会を革新していける創造的な人材、「イノベーター」は極めて重要。その資質を持つ人がますます求められ、活躍する時代になるのでしょう。 では、どうすればイノベーターは生まれるのでしょう? その疑問に答えるのが、『未来のイノベーターはどう育つのか』(トニー・ワグナー/著、藤原朝子/訳、英治出版/刊)です。これは、自分自身がイノベーターになることをめざす人だけでなく、それ以上に、イノベーターを「育てたい人」、つまり子育て中の方や、仕事で人材育成に携わる方、教育関係者の方にとって、示唆に富む一冊です。 この本では、イノベーターを生み出すための子育て、教育法、指導法を、実際に活躍している若きイノベーターたちの事例から探っています。 イノベーターをつくる子育て術 著者のトニー・ワグナ