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ラノベとゼロ年代の想像力に関するcrow_henmiのブックマーク (4)

  • 「現実は残酷である」という論理と喪の倫理 - さだまさとの日記

    id:hokushuさんの柴村仁、見下ろす、落語 - 過ぎ去ろうとしない過去というエントリに関連して。 hokushuさんのエントリを読みながら、秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』のことを思い出した。そしてまた、桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』も一緒に思い出したのだった。この二つの小説は、同じように残酷な現実を描いた小説だが、個人的な読後感は全く正反対のものだった。この二つの読後感の違いについて述べることによって、hokushuさんの柴村仁『我が家のお稲荷さま』批判を検討してみたいと思う。ただ、秋山瑞人の小説は手元にないため記憶を頼りに書くので、もし記憶違いがあれば平にご容赦願いたい。 語ることと語れぬこと 秋山瑞人は、『イリヤの空、UFOの夏』において残酷な現実とそれに押しつぶされる子供を描く。これは秋山の前作『の地球儀』から踏襲されている主題である。そしてこの両作品に共通す

    「現実は残酷である」という論理と喪の倫理 - さだまさとの日記
  • 「ぼく」が「ぼくら」へとつながる意義――「とらドラ!」に見る後期近代と、そこにおける生の存在論的根拠―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    とらドラにオラクル不在問題(俺命名)について少し書くことにする。 この問題は「週末に「とらドラ!」の原作読んだけどよ」という増田のエントリの中で取り上げられ、それに対し有村悠氏が「『とらドラ!』について少し考えてみた」というエントリーにおいて、大体の要点を抑えたアンサーをしているのだが、これについてもう少し深く掘り下げたり我田引水してみたい。具体的には、オラクルが「物語中で」「登場人物によって」希求されているにも関わらず「不在であること」の意味――「『みんなが物事を自分ひとりで解決していかねばならない』という困難の存在」の理由と意味を、もう少し深く考えてみようと思う。 この問題に対して、増田は共同体の崩壊に、有村氏はより限定的に家族共同体の崩壊にその理由を見出したのだが、これは「再帰的近代化」における「ゲマインシャフトのゲゼルシャフト化」によるものだといえる。社会システムの発展と高度経済成

    「ぼく」が「ぼくら」へとつながる意義――「とらドラ!」に見る後期近代と、そこにおける生の存在論的根拠―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/02/09
    再帰的近代におけるコミュニタリアニズム願望がヲタカルに影響を及ぼしている件について。/id:inumash アメリカで50年代なら後期近代に入りつつあると思うので通史的に普遍的かどうか。
  • 週末に「とらドラ!」の原作読んだけどよ

    釘宮理恵ってだけで、アニメ見てた俄かのおっさんだよ。 「ある日突然隣のマンションの美少女の恋愛騒動に巻き込まれる」 的な話が、転じて自分の人生の問題になって、 おそらく大団円的な結末に落ち着くっていう、 キレイな「起承転結」の構成だなって思ったよ。 最近のラノベでも、ゲームでもよ、 「起承転結」 になっていない、 お遣いっていうか、その場しのぎの尻拭い系のストーリーが多くて 飽き飽きしてたところに新鮮だった。 まあ、otsune的には「観測範囲が(ry」なんだろうけど。 でもよー、 何なんだ、あの、 みんな自分勝手に進むストーリー。 物語って、普通オラクルがいるわけじゃん。 預言者っていうか、主人公の行動指針を示す役割の人物で、 まあ、ナメック星の長老みたいなもんだけどさ。 独身(30)もあんまり首突っ込まないし、 亜美は、ただのトリックスターだし、 誰もが無根拠に物語進めてるのな。 ちょ

    週末に「とらドラ!」の原作読んだけどよ
  • 田中ロミオ「AURA――魔竜院光牙最後の闘い――」あるいは通過儀礼としての邪気眼 - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)

    id:i04氏に「決断☆主義少女うのたん」を書いていただいた。決断主義ラジオ2を聴いたときの一発ネタがついに具現化、という次第で。誠にありがとうございます。 ところでうのたんの魅力というのは、そのツッコミどころも含めての魅力だと思うんだ。いわゆる「言及しましたね!」力の高さ、と云い換えてもいい。ヲタの想像力と生きる世界を痛烈にdisりながら、それでいて反論の余地もあるツッコミビリティの高さ。このふたつがそろっているので、何だかんだいいながらうのたんに反論したりツッコンだりしたわけで。それが頂点に達したのが決断主義ラジオ2で、あずまんの猛烈なツッコミに一方的に押されてあわあわしている姿に、うのたんヲチャー(少数種)はみんな萌えたといいます。「ゼロ年代の想像力」も無事出版されたし、買ってサマリー作るのを楽しみにしていたり。うのたんに関する真面目な話はそのときにでも。 AURA ~魔竜院光牙最後

    田中ロミオ「AURA――魔竜院光牙最後の闘い――」あるいは通過儀礼としての邪気眼 - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)
    crow_henmi
    crow_henmi 2008/07/26
    備忘。ここから論を進めたい。
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