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2011年5月29日のブックマーク (2件)

  • 欲望の同格の大混戦/へうげもの - 指輪世界の第五日記

    「このところの漫画とかはどうですか」 「そうね。へうげものの面白さがすごいね。もう絶好調だよ」 「ほお」 「利休が死ぬところもすごいが、死んでからの人物の欲望の格のひらたさがとても楽しい」 「欲望の格?」 「なんのかんのといってもやはり織田信長と千利休、このふたりの欲望・執着は、へうげものの中で別格の扱いの描写だったんだよね。他の人物とは違うっていうさ」 「どんな違いです」 「漫画って比較的そういうのが得意でしょう。他のキャラと格が違うキャラがいるっていう描写。つまり、このふたりの目標、理念というのは一段違うんだ、たしかに世界がそれに従う必然性があるのかもしれない…という描写になっていた。」 「ああ、漫画描写としての偉人というか、強キャラというやつですね」 「そう。それがね、そのふたりが死んでから、へうげもの世界の一番上が武人としては秀吉、茶人としては織部になったわけだよ。」 「トップが小

  • スタートレックとサマーウォーズのおばあちゃん - 指輪世界の第五日記

    「この前スタートレックを見ててさ、あのサマーウォーズのおばあちゃんのことを思い出したんだよね。彰宏君なんか言ってたでしょあのおばあちゃんのこと。なんだっけあの話?」 「ああ、あのおばあちゃんの性能がなんちゃってで低いって話ですかね」 「そうそれ。もう2年前だけど。思い出してよ」 「僕はしつこいからかまいませんよ。あのおばあちゃんはですね、なんだかんだで性能低いんですよ。だってさ、危機の原因に最も詳しい男が帰ってきたときに、いきなり対話を拒否するでしょう。薙刀突きつけてぶったおしたりして。そんなの危機を解決しようってふるまいじゃないですよね。感情としては、身内からとんでもないことをしでかしたやつがでた怒り、恥ずかしさ、情けなさ、いろいろあるかもしれない。だけど大きな危機であるほど、感情の問題じゃなくなって、自分の直接の感情をおさえて演技、ロールプレイをしなきゃいけなくなる。そうでしょう?」

    スタートレックとサマーウォーズのおばあちゃん - 指輪世界の第五日記