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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (5)

  • 宇野常寛&更科修一郎『批評のジェノサイズ』2009-10-23 - Economics Lovers Live

    批評界に巣う中高年の豚どもよ、死ね! というのがこののテーマである。批評界といっても社会科学系も理系も無縁の、ほぼ人文系でなおかつサブカルチャー回り(文学、文藝批評、テレビ・アニメ批評、映画批評、思想、おたくなど)が対象である。 書の問題意識は宇野氏の「あとがき」にある次の一文に集約されている。ほぼこれだけをさまざまな分野にわたっていうことが書の目的であろう。 「批評の世界は腐っている。かつてカウンターカルチャーを謳っていた評論家たちはノスタルジーの豚となって既得権益の死守に血道を上げるようになり、実力以上にプライドばかりが肥大したワナビーたちは卑しい業界人の取り巻きになってその政敵に石を投げることに夢中になる。目障りな書き手やフリーの編集者を目にしたときは仕事で勝負するのではなく、何よりも先に「あいつを使うな」と周囲に吹聴する同業者が掃いて棄てるほどいる。そしてそんなクズたちが排

    宇野常寛&更科修一郎『批評のジェノサイズ』2009-10-23 - Economics Lovers Live
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/11/06
    「批評のジェノサイズ」は切れ味いいけどどこを斬ってるのかわからない問題。結局内輪向けの嫌味にしかなってないかというと、一般論的には的確な指摘もあるので必ずしもそうではないのだけど。
  • 決断主義と『コードギアス 反逆のルルーシュ』 - Economics Lovers Live

    ちょっと訳あって素直に第1話から第25話まで見通す(約10時間)。ちょっと体調がここ数日あんまりよくなくて頭痛がするけれども、まあしゃあない。 しかしいままで宇野常寛vs笠井潔vs栗原裕一郎氏らの三つ巴がいまいち背景になる知識に欠けてたけども、ようやくわかったような気がする。 要するに彼らが問題にしている例えば『コードギアス』に表れる決断主義的なものというのは、僕がキム・ギドクの作品にみている清算主義的心性とまったく同じ。もちろんこのときの「清算主義」というのは経済学での用法として考えてもらってもいい。 決断主義=清算主義 これでおさえておいて、日の場合だと間違いないような気がする。この図式でおさえると、宇野、笠井、栗原各氏の論調がより明白になると思う。しかしコードギアスまだ続きがあるのかw コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日:

    決断主義と『コードギアス 反逆のルルーシュ』 - Economics Lovers Live
  • リフレ政策って何?

    世界各地の世界金融危機発の世界同時不況は、明々白々たる総需要不足の不況。それに対応するのは、財政政策と金融政策が中心。資市場や労働市場の効率化を図る政策はこの総需要不足の解消には役立ちません*1。 で、日もそうですがアメリカや英国などでもデフレの危機もしくはその深化が予想されています。これを回避して低インフレ状態(最終的には1〜3%のレンジ内、ただしデフレからの脱却過程ではそのレンジ以上になってもかまわない)かつ低失業率にもっていくのが「リフレ政策」。リフレ派は日だとなぜかネットのジャーゴンになっているわけだけど 笑 ただ単にあたりまえの不況脱出政策の総称。目的(低インフレかつ低失業)のため採用される財政政策・金融政策のメニューは豊富。以下は拙著『経済論戦の読み方』で一覧あげたもの(書は残念ながらいま品切れ。また04年末当時のものなのでいまこれのリニューアル版を考えています)。 ○

    リフレ政策って何?
  • 現代思想の最前線(東浩紀と辛坊治郎)から | 2009-02-08 - Economics Lovers Live

    東浩紀の渦状言論 はてな避難版 http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090207/1233992298 というわけでこれ以上国債は発行できない、しかし金は欲しい(選挙で勝つために金はばらまきたい)、だから自分たちで紙幣を作ろうって、それがまともな国家のやることでしょうか。定額給付金もバカげてますが、最近の日はいよいよ正気を失ってきた気がしてならない。 東氏と同じくらい「現代思想の最前線」に立つのがすなふきんさんのところhttp://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090208/1234089307で紹介されていた辛坊治郎氏の発言。 しまいに「そんなことやってたら国民は税金も払わないでいいと思うようになる。モラルはどうなるんだモラルは!」なんて半切れ状態。そして最後は政府は信用できない、そんな政府に紙幣発行権与えるなんてとんでもない この

    現代思想の最前線(東浩紀と辛坊治郎)から | 2009-02-08 - Economics Lovers Live
  • マルクス主義疎外論の本質とジェノサイドの可能性 - Economics Lovers Live 2008-06-19

    松尾さんからの引用:「疎外」とは何かということについては、ご引用いただけていない、拙著のこの説明が一番わかりやすいと思います。「「考え方」「理念」「思い込み」「決まりごと」等々といった頭の中の観念が人間から勝手に離れてひとり立ちし、生身の人間を縛りつけて個々人の血の通ったくらしの都合を犠牲にしてしまうこと」です。 第6章では、ゲーム論を使って説明しなおしていますので、経済学のわかる人向けに言い換えると、もっとみながよくなれるやり方があるのにナッシュ均衡に陥ってそうなれない状態、あるいは、状況の変化によってはそういう状態に陥りかねないシステムのことです。:(引用終り) わかりやすいというよりもこれだと、観念のジョジョ立ちしている人間そのものを変えるか(人間性レジーム転換=人間性の可塑性の導入)、人間はそもそも観念もたないほうが最適という選択肢は排除できないよね。 例えば個々の家庭や個々の友人

    マルクス主義疎外論の本質とジェノサイドの可能性 - Economics Lovers Live 2008-06-19
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