ゴールデンウィークの最中、Yahoo!をMicrosoftが買収、あるいはネット部門で提携するというニュースが世界中を駆け巡った(「マイクロソフトがヤフーの買収に乗り出しか--米紙報道」)。最新OSのWindows Vista、そして最新版Officeなどの出荷もあって業績は好調なソフトウェア最大手のMicrosoftであっても、その本質的な「強み」について、圧倒的な「脅威」とまでされた過去の風潮は薄れ、一部ネットの先端的な論者の中では「考えなくていい」「忘れていい」とさえ語られている存在だという。ゆえに、やはりネットの中ではスーパースターであったポータルプレーヤーのYahoo!とともにGoogle包囲網を形成し、かつての栄光の奪還を狙う――というストーリーは、本質的な意味での無理は感じるものの、選択としては「ある」と思う向きも多かったのではないか。 かつてPCの世界の覇者であったMicr
星川淳さんの新刊、『日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか』を読んだ。 日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか (幻冬舎新書) 作者: 星川淳出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/03メディア: 新書購入: 3人 クリック: 74回この商品を含むブログ (23件) を見る 星川さんはグリーンピースジャパン事務局長だから、その立場から書いているわけだが、にもかかわらず本書はたいへんおもしろい。捕鯨問題となると、左翼でもいきなり右翼になったりするので、このこともおもしろいが、事実が一般に知られていないというのもまた面白い。次の事実も、たいへん興味深い。 2006年、捕鯨問題としてはちょっと毛色の変わったニュースが話題になった。"調査捕鯨"で捕ったクジラの肉がだぶつき気味だというのだ。噂のレベルではない。大本の情報は農林水産省の統計データで、水産庁捕鯨班もその事実を認めている。(152頁)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く