久しぶりに非モテの話題を。 むかし、「非モテ」っていう「モテない事をアイデンティティにしたネット上のコミュニケーション」があったんですが、なんで死んだのかっていうのは今でもたまに議論になります。 ところで、「○○(という社会的な風潮や規範)によって俺たちは苦しんでいる」式の言説は「非モテ」に限らず、ネットでは度々見かけることが多い。だが、この方式の言説には、○○という「敵」が必要不可欠です。「非モテ」に対する「モテ」とか「リア充」とか呼ばれる人たちですね。で、そういうことを書いていた当事者にとって多かれ少なかれ敵がいたとは思うのですが、そういう「敵」像ってリアルタイムのものではなくて「俺が中学・高校だったころのあいつ」だったんではないのでしょうか。つまり、ここに5~10年程度のタイムラグが発生している。 要するに、 「非モテ」が想定していた「敵」は「非モテ」概念が登場した当初から「5~10