9月21日に開催された「ITproフォーラム 仮想化の全てがわかる一日」で,デル エンタープライズマーケティング本部マネージャーの布谷 恒和氏は「最近は多くのベンダーが仮想化ビジネスに参入しており,仮想化の目的が忘れられがちになっている。企業システム内で最も台数が多いIAサーバーをIAサーバーで統合するのが,最小限の投資で最大の利益を享受できるやり方だ」と訴えた。布谷氏は「仮想化のためにブレード・サーバーを推すベンダーもあるが,あまりお勧めできない」とも言い切る。布谷氏が語る低コストでの仮想化導入のコツを紹介しよう。 布谷氏は冒頭「仮想化を目的に大型のサーバーを売りたがるベンダーが増えているが,仮想化は目的ではなく,あくまで手段であることを認識したい」と警鐘を鳴らした。デルはローエンド・クラスのIAサーバーとVMware製品の組み合わせを提供しているが「標準的なハードウエアと標準的なソフト