ネタとキッチュ（その２） - SUKEBENINGEN-DEUX
＞例えばマークジェイコブスが移民街で見つけてきたダサいアイテムをインスピレーションにしてモードにするのはネタ、そしてマークジェイコブスのそのデザインをパクる廉価ブランドはキッチュ。この様にファッションの内部でもヒエラルキーは有り、マークジェイコブスはダサいアイテムをネタにしてる。よりファッションよりも上のジャンル（アート、アカデミックデザインなど）ならファッションというジャンルすべてがネタとなる。そもそもモードの最先端は「昨日まで一番ダサかった物、一番軽んじられ忘れ去られた物を一番新しくリニューアルする」なのでネタ＝クリエイションだ。そういった批判性により意味付けされた"エスプリ"が新しい価値なのだから。なのでソコに「ネタだなんて上から目線だ！」とかモラルを持ち込むのはナンセンスだし、どうせそんなのは議論では反論できないからモラルという絶対正義を持ち出して黙らそうとする善人ぶった恫喝屋に過
ネタとキッチュ - SUKEBENINGEN-DEUX
文化的コンテンツ、ヒエラルキー的に上のものが下のものを使う時はネタ、逆に下のものが上のものを使うとキッチュとなる。このルールは覆らない。必ずこのルールは厳守される。例えば、ラフシモンズのアシスタントをしてたアントワープ出身者がラフシモンズのことをdisってたらしい。「あいつは服を知らない」って。まあ知っての通りラフシモンズはキチンとしたファッションの勉強してない（アントワープのリンダロッパ学長に「あなたはうちの学校で学ぶ必要ない」と言われた。まあどこまで本当か知らないけど）。なので一見正しいように見えるが、でもその意見は間違いである。全然刺せてない。ラフシモンズは確かにファッションは勉強してないがインダストリアルデザインの勉強はしてる。ファッションより上のアカデミックである。よってファッションをキチンとやる必要はない。むしろファッションを学び過ぎると安くなる。何故ファッションより上位の学問
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